東京での一人暮らしで、一時期アルバイトで生計を立てていましたが、家賃もそれなりで、なかなか食べていくのは大変でした。

私に彼女ができたのは、ちょうど貧乏だったそんな時期で、最初はとにかくデートをするにも、食事に行くにもお金が必要でした。

付き合ったばかりで、とにかくうれしくて毎日頑張って働いたお金を彼女のために使っていました。

今思うと、とても浅はかなのですが、いいかっこがしたくて、食事はおごる、送り迎えにタクシーをつかったり、そして時々プレゼントを買ったりしていました。

そんな風でしたので、相手は私が当たり前にお金がある人だと思っていたようです。

もちろんフリーターということは、言わずにいたので、サラリーマンだと思っていたのだと思います。エスカレートして、いつしか消費者金融にも手をだすようになっていました。

あるとき、返済日にきちんと返せなくなって、とても困ってしまいました。

どうしようもなくなって、彼女ともただ合うだけにしようと思ったら、やはりお金目当てだったのかおごれないとわかったら会ってもらえなくなりました。

ようやく自分の愚かさに気づいたものの、とにかく返済しなければならず、友人に恥をしのんで工面を頼みました。

友人は笑ってすべてを返済してくれ、もうバカな女とは付き合うなと諭してくれました。

持つべきものは友人だと、借金に教えてもらった気分でした。